母親の出来物が治り、仕事が始められるようになったが、ヒモおじさんの機嫌を損ねないようにビクビクした生活が続いた。 暴力はエスレートするばかりだった。まり子は子供ながらに母親を庇い突き飛ばされることもあり、夜道を泣きながらに逃げまどった。おじ…
雲一つない青空、今夜は十三夜。お月見も、収穫に感謝することも長らく忘れていた。 たまには仏壇に芒とお団子を備えようと、愛犬との散歩道で考えた。 散歩も時には苦痛。老婆だから体のあちこちが痛い。2か月前に転んで痛めた右肩が夜中に疼いた。寝不足だ…
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