カラフルな秋桜には色別に花言葉があるそうだ。
調べてみたら乙女の純真.美麗.愛情.純潔.野生.終恋などの言葉が並ぶ。
老婆には無縁のようだ。唯一、白色の花言葉、「優美」を心にとめた。
月初の職務で忙しい一日が終わり家路を辿るひと時、夕暮れに映えるピンクの秋桜に癒される。
-芒-
まり子が生まれた1946年には、アメリカの民間救援団体により給食用物資の贈呈行われた事を記念して12月24日は「学校給食感謝の日」と定め、戦後の給食が始まったという。
当時は有料で、占領軍GHQは「パンは自らの労働で得る事を子供たちに教えるべき」と主張し、日本政府の無償化の提案を退けたという。
1951年のサンフランシスコ講和条約締後は、アメリカの援助打ち切られ給食費は値上がりする。そんな時代にまり子は給食を食べる事が出来たが、つかの間だった。