老婆100's <青春>

物語いろいろ、人生道草

信長と光秀

大河ドラマの”麒麟が来る”が終盤を迎える。

娘が、大河ファンの老婆のために、堺屋太一の『鬼と人と』を贈ってくれた。

信長と光秀が、同じ場面の中で、それぞれの考え方や受け止め方を独白する面白い内容だ。二人の葛藤や思惑の対比が、今に繋がると頷きながら楽しめた。

今風に言えば、目的を同じくして、信長は、旧態依然の破壊者、飽くなき構想力とその立案者、強硬に推し進める怜悧な経営者。一方、光秀は、知識人で思慮深く、秩序と調和を重んじ、与えられた枠の中での改善、生産性の向上を目指すナンバー2だと、老婆は捉えた。

信長が、もう少し聞く耳を持ち、光秀が、短気を起こさなければ本能寺事件は無かったはずだ。お互いに理解しあえれば、良いコンビで織田政権を完成させたのではないか。信長流の安定した未来志向の国造りが実現したのではないか。また、いち早く海外との門戸が開らかれていたかもしれない。歩みの違った日本国を想像するのも興味深い。

現在にも通じる、人は、現状維持を好み変化の対応に抵抗したがる。「無理だ」「面倒くさい」「失敗したらどうする」「上が反対する」「しがらみがある」などが先に立つ。発展は常に旧態依然を打破する戦いであり、諦めと妥協は立ち遅れる。強いリーダーを欲するのは、今も昔も変わらない。

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